南島原市のケーキ屋さんよりご依頼いただき、大理石の調理台を研磨しました。

弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
南島原市、小浜町を中心にお墓を専門にお仕事をさせていただいております、門畑(かどはた)石塔店の門畑です。

今回ご紹介させていただきますのは、南島原市のケーキ屋さんの厨房で長年使われてきた大理石の調理台を研磨した事例です。

私が所属している経済団体の交流会でケーキ屋さんのオーナーの方とご縁ができ、お店をリニューアルする際にお声かけいただき、大理石の台を研磨させていただくことになりました。
お菓子作りに興味がある方はご存知だと思いますが、大理石は熱伝導が低いため、バターをたくさん使った生地作りの時など、生地が冷たい状態のままで作業をすることができます。また重量があるので、作業の際に安定感があります。天然大理石の調理台は熱にも強く耐久性も高いプロ仕様の道具です。

 

お店からお預かりした大理石の台です。これから工場に搬入します。
先代から受け継いできた大切な台で、もう30年以上使用されているそうです。(サイズは90㎝×90㎝)

 

こちらは台の裏側(厨房では下になっている面)です。

長年の間に砂糖などの汚れが付着しています。

先ず洗浄して汚れを落としました。

 

こちらは研磨する表面です。長年の間に細かい傷がたくさん刻まれ、石の艶も失せています。
いよいよ研磨作業に入ります。

 

研磨作業が終わりました。
表面の様子を見ながらきめ細かい砥石で少しずつ磨いていきましたので、通常の墓石の研磨よりも時間がかかりました。

 

外の景色が映るくらいに、大理石の表面が滑らかになりました。

 

摩滅していた角や縁の部分は、きちんと面をとって仕上げました。

 

石の艶が蘇りました!

 

納品時、ピカピカになった大理石の台を前に嬉しそうなオーナーさんの様子です。
「これ、新品やん!!!」 とたいへん喜んでくださいました。

 

厨房の調理台の上にセットした状態です。新品のようにきれいになりましたので、また新鮮な気持ちでお菓子作りに励んでいただけることと思います。

この度はご用命くださいまして、誠にありがとうございました。大理石の調理台の研磨という新しい経験をさせていただき、私もたいへん勉強になりました。
また何かございましたら、いつでもお声かけください。今後共、どうぞよろしくお願いいたします