「手元供養」のご紹介~お墓じまいのその先に
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南島原市、小浜町を中心にお墓を専門にお仕事をさせていただいております、門畑(かどはた)石塔店の門畑です。
今回は手元供養についてご紹介いたします。
こちらは、9月に東京で開催された「エンディング産業展」の出店ブースで紹介されていた製品です。仏壇・仏具の会社が提案している様々な「手元供養」のかたちです。
最近では合祀墓(合同のお墓)に埋葬するケースも増えていますが、そういった状況の中で、逆に個別の供養を望まれる方もいらっしゃいます。また、年に数回お墓参りをするよりも「日々の暮らしの中で、大切に供養したい」といった思いから、ご遺骨を身近に置く「手元供養」を選択される方もいらっしゃいます。
こちらは粉骨したご遺骨を納める手のひらサイズの小さなお骨壺です。
手元供養用の小さなお骨壺を複数購入されてご親族がご遺骨を分骨される場合もあります。また、樹木葬や海洋散骨で粉骨したご遺骨を自然に還す際に、一部を手元供養用として残される場合もあります。
こちらは中にご遺骨を納められる手元供養のボックスです。
故人の遺影と没年、戒名、俗名を記したプレートをはめ込むことができます。
粉骨したご遺骨を真空パックにして、中に納めています。
この記事でご紹介した「手元供養」の製品は当社でも取り扱っておりますので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
さまざまなご事情で、これまでと同じ方法でお墓を維持管理していくことが難しくなってきたときに、「供養の方法を変更する」必要が出てきます。
その場合、下記のような選択肢があります。
●お墓のリフォームや建替えなどでお参りしやすい環境を整え、同じ場所で供養を継続していく。
●ご遺骨を別のお参りしやすい墓地のお墓に移す。(既存の墓石の移設、あるいはお墓を新規建立してご遺骨を移す)
●今あるお墓を解体撤去して墓じまいする。ご遺骨の行き先は、納骨堂、樹木葬墓地、海洋散骨、手元供養など。
昨今、「お墓じまい」という言葉だけがクローズアップされている印象がありますが、お墓の解体撤去はあくまでも供養の方法を変更するプロセスの一部であり、大切なのは、その先にどうするかというところです。
その方法のひとつとして、「手元供養」を選択される方も少しずつ増えているように感じています。
お墓じまいだけでなく、その後のご遺骨の行き先に悩まれる方々に向けてトータルなサポートができるよう、これからも新しい情報を収集していきたいと思っています。
何かございましたら、いつでもお気軽に相談ください。