古いお墓を整理して新たに納骨堂を建立、雲仙市田の平の地域墓地にて。

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南島原市、小浜町を中心にお墓を専門にお仕事をさせていただいております、門畑（かどはた）石塔店の門畑です。

今回ご紹介させていただきますのは、雲仙市田の平にある地域墓地での納骨堂建立の様子です。

 

こちらが工事前の墓地の様子です。かなり古いお墓で、お客様によると明治以前に建てられたようです。こちらの２基を撤去して、納骨堂を建てる事になりました。古いお墓なので納骨室が無く、お身内の方が亡くなられたので、この機会に建て替えられることになりました。知人からご紹介をいただきまして、施工させていただくことになりました。
同じ墓地に弊社が5～6年前に建てさせていただいたコンパクトな納骨堂があり、そちらをご覧いただいて、「同じような形で・・・・」とご依頼をいただきました。ご予算内に収まるようにシンプルな設計をご提案し、工事に取り掛かりました。

 

まず墓石を一基を撤去して、基礎工事を行いました。コンクリートを打って養生中です。中央の穴は土の部分を残すために開けています。

 

手前のもう一基も撤去して、納骨堂の石を据えました。左右の筒はお盆の提灯立て用です。金箔を貼った家名の部分は埃が入らないように養生デープで保護しています。

 

75cm×75cmの広さで、２～３名のご遺骨を納めることができるコンパクトな納骨堂です。基礎コンクリートの上に、もう一層コンクリートを打って仕上げています。

 

後ろ側からのクローズアップです。観音開きの扉があり、こちら側から納骨していただきます。

 

正面に花立て、線香立てを据えて、納骨堂が完成しました。石は中国産御影石を使用しています。左右壁面には湿気が溜まらないように、通気口を設けてあります。手前に砕石を敷いて、こちら側からお参りしていただきます。

 

納骨堂が整備され、ご安心されたことでしょう。末永く大切にお参りしていただければと思います。この度はご用命くださいまして誠にありがとうございました。今後共どうぞ宜しくお願いいたします。

こちらは重機が入らない墓地でしたので、墓石の撤去、土の掘り出しから石材の搬入等すべて手作業で行いました。工事が難しそうな立地条件でも、これまで培った経験で対応させていただきますので、何かございましたらいつでもお気軽にお問い合わせください。